オメガ ふたつの新マスター クロノメータームーブメントを搭載!

回発表された12の新作は、ステンレススティール、セドナ™ゴールド、ムーンシャイン™ゴールドに加え、それらを組み合わせたコンビ仕様も含まれており、ダイヤルカラーも多彩に展開。それぞれアプライドインデックスと、6時位置にすっきりとしたデイト表示を備えている。ブレスレットはケース一体型(インテグレーテッド)で、オメガ独自のスクリュー&ピンシステムを採用。サイドプッシャー付きのバタフライクラスプには、2mm単位で調整可能なコンフォートリリース調整システムも搭載される。

Steel AT 30mm lineup
 オメガは今回、30mm径ケース専用に設計した20mmの新型マスター クロノメーター ムーブメント、Cal.8750およびCal.8751を開発。サイズこそ小さいがコーアクシャル脱進機、シリコン製ヒゲゼンマイ、双方向巻き上げ機構といった優れたスペックを有し、パワーリザーブは48時間を誇る。いずれもMETAS認定を受けており、1万5000ガウスまでの耐磁性能を備えることで、オメガの主要コレクションと同等の厳格な基準を満たす。Cal.8750とCal.8751は、基本的な性能や構造はまったく同じだが、仕上げのデザインや装飾の違いによって異なる名称が与えられている。SSやコンビモデルにはCal.8750が、セドナ™ゴールドおよびムーンシャイン™ゴールドにはCal.8751が搭載される。

Tems wearing a watch
テムズ(Tems)、グラミー賞受賞アーティストであり、オメガ アクアテラ 30mmのキャンペーンアンバサダー。

Omega AT 30mm in gold
 価格はモデルによって異なり、96万8000円から587万4000円(税込)までの幅で展開。すでに販売が開始されている。

我々の考え
私は普段、ミドルサイズのスポーツウォッチを好んで着けている。だがそれでも、ジェムセッティングのベゼルやマザーオブパールのダイヤルといった見た目の装飾に頼りすぎない、小さくても本格的な機械式時計を積極的に支持したい。ここ数年で技術的な進歩が見られるが、フラッグシップモデルと同じレベルのムーブメントを小型モデルにまできちんと搭載しているブランドはまだまだ少ないのが現状だ。もちろん意図をもって施されたジェムセッティングには魅力を感じるが、そうした装飾がついでのように扱われるのは、あまり好ましく思わない。

AT 30mm with gem-setting
 ターゲット層という観点から見れば、このモデルはロレックスの小型のオイスター パーペチュアル(OP)に対する、オメガのもっとも明確な答えだと考えられる。ケースサイズもほぼ同じで、毎日使える気軽さや万能さという点でも両者は共通する。だがOPと違って、アクアテラ 30mmは裏側が透けて見えるシースルーバック仕様で、搭載されているムーブメントもある意味でより先進的と言える。

 今回のオメガの試みには、確かな意図がある。30mmという小径ケースに、このモデル専用に開発された新型ムーブメントを搭載し、ステンレスモデルも貴金属モデルも大型のアクアテラと同じ精度、耐久性、そして細部へのこだわりを持って仕上げられている。そこには、本コレクションに対するブランドの強い期待が感じられる。

AT two tone 30mm
基本情報
ブランド: オメガ(Omega)
モデル名: アクアテラ 30mm(Aqua Terra 30mm)

直径: 30mm
ケース素材: ステンレススティール、セドナ™ゴールド、 ムーンシャイン™ゴールド、コンビ
インデックス: アプライド
防水性能: 150m
ストラップ/ブレスレット: オメガ独自のスクリュー&ピンシステムを使用したケース一体型のブレスレットに、サイドプッシャー付きのバタフライクラスプと、2mm単位で調整可能なコンフォートリリース調整システムを備える

ムーブメント情報
キャリバー: 8750(SSとコンビモデル)/8751 (セドナ™ゴールドとムーンシャイン™ゴールドモデル)
機能: 時・分・秒表示、日付表示
直径: 20mm
厚み: 3.98mm(Cal.8750)、4.08mm(Cal.8751)
パワーリザーブ: 48時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万5200振動/時
石数: 27
クロノメーター認定: METAS認定のマスター クロノメーター規格を取得

価格&発売時期
価格: 96万8000円から587万4000円(税込)、仕様により異なる
発売: 発売中